ヘアオイルだけで、紫外線による髪のダメージを完全に防ぐことはできません。ただし、髪の表面をコーティングして乾燥や摩擦を抑えたり、紫外線カット効果をうたう製品を選んだりすることで、ダメージ対策の一つとして使えます。
ヘアオイルは紫外線による髪のダメージ対策になる?
一般的なヘアオイルには、髪の水分を補うというより、髪の表面を整えて乾燥や摩擦を抑える働きがあります。そのため、紫外線を直接防ぐ効果が表示されていない商品でも、髪を保護するケアには役立ちます。
一方で、すべてのヘアオイルに紫外線を防ぐ効果があるわけではありません。紫外線対策を目的にするなら、パッケージや商品説明に「UVカット」「紫外線カット」「日中用」などの表示がある製品を選ぶ必要があります。
紫外線で髪に起こりやすい変化
髪は紫外線を浴びると、表面を覆うキューティクルが傷つきやすくなります。キューティクルとは、髪の内部を守るうろこ状の部分です。
紫外線による影響が重なると、次のような変化につながることがあります。
- 髪が乾燥してパサつく
- 指通りが悪くなる
- 枝毛や切れ毛が増える
- カラーリング後の髪色が変化しやすくなる
- 髪のツヤが失われる
特に、カラーリングやパーマ、ヘアアイロンなどで負担がかかっている髪は、紫外線による乾燥やごわつきを感じやすい傾向があります。
紫外線対策でヘアオイルを選ぶポイント
紫外線対策を重視するなら、次の点を商品表示で確認します。
UVカット効果の表示があるか
「UVカット」などの表示がある商品は、紫外線対策を用途の一つとして設計されています。ただし、紫外線を完全に遮断することを意味するとは限りません。効果の範囲や使用方法は、商品ごとの表示を確認してください。
髪用の商品か
ヘアオイルには、顔や体にも使えるタイプがあります。髪への使用が想定されているか、使用部位を確認してから使いましょう。肌用のオイルを髪に使えるとは限らず、反対にヘアオイルを顔や体に使えるとも限りません。
洗い流さないトリートメントとして使えるか
日中の髪を保護する目的なら、洗い流さずに使うタイプが候補になります。洗い流すタイプは、使用後に髪へ成分を残す使い方ではないため、日中の紫外線対策用としては目的が異なります。
使用量を調整しやすいか
オイルをつけすぎると、髪が重くなったり、べたついたりすることがあります。少量から調整できるポンプ式や、使用量の目安が表示されている商品は扱いやすいでしょう。
ヘアオイルを使った紫外線対策の方法
ヘアオイルは、髪の長さや状態に合わせて少量ずつ使います。基本的な手順は次のとおりです。
- 髪を洗った後、タオルで水分をやさしく取る。
- ヘアオイルを手のひらに出し、両手によく広げる。
- 毛先や髪の内側を中心になじませる。
- 手に残ったオイルを、髪の表面や前髪になじませる。
- ドライヤーで髪を乾かし、乾いた後に必要なら少量を追加する。
乾いた髪に使う場合も、毛先から少しずつつけます。頭皮や根元に多くつけると、べたつきやすくなるため注意してください。
ヘアオイルだけでは不十分な理由
ヘアオイルは髪の表面を整えるケアには向いていますが、帽子や日傘のように紫外線を物理的にさえぎるものではありません。また、製品にUVカット効果が表示されていても、汗や摩擦、時間の経過によって髪を覆う成分が落ちる可能性があります。
そのため、屋外に長時間いる日は、ヘアオイルと次の対策を組み合わせるとよいでしょう。
- つばのある帽子をかぶる
- 日傘を使う
- 髪をまとめて紫外線に当たる面積を減らす
- UVカット効果をうたうヘアケア製品を表示どおりに使う
- 帰宅後は髪を洗い、トリートメントでケアする
帽子や日傘は、髪に直接紫外線が当たる量を減らす方法です。特に、海や屋外スポーツなどで長時間日光を浴びる場合は、ヘアオイルだけに頼らないことが大切です。
ヘアオイルを使うときの注意点
ヘアオイルを多く使えば紫外線対策の効果が高まるとは限りません。使用量を増やすと、髪のべたつきや重さが出やすくなります。
また、商品によっては使用後にアイロンやコテを使うことを想定していない場合があります。スタイリング前に使うときは、ドライヤーやヘアアイロンへの使用可否と順番を商品表示で確認してください。
香りや成分が肌に合わない場合は、使用を中止します。頭皮にかゆみ、赤みなどが出た場合は、洗い流して様子を見て、症状が続くときは皮膚科などに相談してください。
ヘアオイルで紫外線対策をする場合の結論
ヘアオイルは、紫外線による髪の乾燥や摩擦を抑える補助的なケアとして使えます。ただし、紫外線を防ぎたいなら、UVカット効果が表示された髪用の製品を選び、帽子や日傘なども組み合わせることが重要です。
まずは手持ちのヘアオイルの表示を確認し、UVカットの記載がなければ、紫外線対策用としては過信しないようにしましょう。







